2006年 12月 05日
お小遣い |
20代前半といったら
そりゃぁ、欲しいもんがいっぱいありすぎて
あれもこれもと買っていたら
給料日10日前ぐらいには
ひもじい生活を過ごすことになる
分かってるんだよ
分かってはいるけど止められない・・・・
そして懲りもせず、毎月決まって後半は地獄を見るのであった
しかし、そんな私でも
ある時ばかりは、
このお金(一万円札一枚)、使ってはいけないのだ、と自分に言い聞かせて
大切に保管して置く
それは年に一度、田舎に帰ったときの
末っ子の弟への「お小遣い」なのである
毎月後半は決まって地獄をみる私が弟にお小遣い、とは笑ってしまいますが
何故だろう?
4人兄弟の一番上というプライドなのでしょうか・・・
金も無いくせにプライドだけはあったのですね
せめて弟だけには・・・という、そんな当時の自分に
今となっては、愛くるしいというか、意地らしいというか、歯がゆさを感じますね
まったく、カワイイじゃないですか、自分!
ところが、
そんな自分!
弟の為には辛抱もするのに
妹(次女)には平気で金を借りていた・・・・
おいおい、どういうことだい?
矛盾すぎるではないかい?
ってか、おまえ妹に失礼ですぞ!
ってなわけで、そんな自分
弟は特別、溺愛していたのですね~きっと
それもそうですよ
オムツだって取り替えてあげていたのですから
忙しい両親に代わって、私がおんぶして寝かしつけてたんですから
小学生の子供が・・・ですよ
ウッ・・・まるで、昭和初期の貧しい子供みたいで、泣けるわね・・・ウッウッ・・・
そんなかわいい弟に
わたしは「お小遣い」をあげたかったのですよ・・・・
高校生の弟は
私が差し出した一万円札をチラッとみて
一応「いいよ」と遠慮などしてみせた
そこがまた、かわいらしい!
喉から手が出るほど欲しいくせに・・・
弟は「どうも」と言って
照れくさそうに、それを受け取りおもむろに制服のズボンのポッケに入れたっけ
善吉くん、12月5日誕生日おめでとう
わたしはお前が生まれた日をよく覚えているよ
電話で知らせを受けたキクノ婆ちゃんが
「男だー!男の子が生まれだー」
浜から上がってきた父の車に向かって
大きな声で婆ちゃんがそう告げた
「ほう、そうが!」にったりと笑って出てきた父の背景には
真っ青な空が広がり太陽が眩しかったよ
PS. 今更ですが妹たち、お小遣いをあげられなくてごめん・・・・
そりゃぁ、欲しいもんがいっぱいありすぎて
あれもこれもと買っていたら
給料日10日前ぐらいには
ひもじい生活を過ごすことになる
分かってるんだよ
分かってはいるけど止められない・・・・
そして懲りもせず、毎月決まって後半は地獄を見るのであった
しかし、そんな私でも
ある時ばかりは、
このお金(一万円札一枚)、使ってはいけないのだ、と自分に言い聞かせて
大切に保管して置く
それは年に一度、田舎に帰ったときの
末っ子の弟への「お小遣い」なのである
毎月後半は決まって地獄をみる私が弟にお小遣い、とは笑ってしまいますが
何故だろう?
4人兄弟の一番上というプライドなのでしょうか・・・
金も無いくせにプライドだけはあったのですね
せめて弟だけには・・・という、そんな当時の自分に
今となっては、愛くるしいというか、意地らしいというか、歯がゆさを感じますね
まったく、カワイイじゃないですか、自分!
ところが、
そんな自分!
弟の為には辛抱もするのに
妹(次女)には平気で金を借りていた・・・・
おいおい、どういうことだい?
矛盾すぎるではないかい?
ってか、おまえ妹に失礼ですぞ!
ってなわけで、そんな自分
弟は特別、溺愛していたのですね~きっと
それもそうですよ
オムツだって取り替えてあげていたのですから
忙しい両親に代わって、私がおんぶして寝かしつけてたんですから
小学生の子供が・・・ですよ
ウッ・・・まるで、昭和初期の貧しい子供みたいで、泣けるわね・・・ウッウッ・・・
そんなかわいい弟に
わたしは「お小遣い」をあげたかったのですよ・・・・
高校生の弟は
私が差し出した一万円札をチラッとみて
一応「いいよ」と遠慮などしてみせた
そこがまた、かわいらしい!
喉から手が出るほど欲しいくせに・・・
弟は「どうも」と言って
照れくさそうに、それを受け取りおもむろに制服のズボンのポッケに入れたっけ
善吉くん、12月5日誕生日おめでとう
わたしはお前が生まれた日をよく覚えているよ
電話で知らせを受けたキクノ婆ちゃんが
「男だー!男の子が生まれだー」
浜から上がってきた父の車に向かって
大きな声で婆ちゃんがそう告げた
「ほう、そうが!」にったりと笑って出てきた父の背景には
真っ青な空が広がり太陽が眩しかったよ
PS. 今更ですが妹たち、お小遣いをあげられなくてごめん・・・・
by hp-amg2
| 2006-12-05 12:13