2009年 08月 20日
母と食べた中華そば |
母が「父さんと行ったことがある」という店は
中華料理店というよりは食堂といった方がお似合いの
民家の中に小さく佇む店だった
どちらかというとお店の売上は
来客よりも出前の方をメインとしているような
そんなお店だったが
母はちゃんと店の名前も場所も覚えていた
そこで母と二人、中華そばを頼んで食べた
母と二人で外食をするのは
人生40年生きててはじめてのことではないだろうか
母は中華そばを半分だけ食べ腹いっぱいだと言って
私に残ったチャーシューを食べるかと聞いてきた
父はいつもどうしているのだろうか
わたしも腹いっぱいだったのだけれど
それを1枚だけもらって食べて見せた
母の座る座布団の横には
財布もハンカチも入っていない空のバックが
それでも外見だけは気にしてか置いてあるだけ
辛いのは
母自身が
自分は決して財布を持ってはいけないと
自覚している事
同じ話を何遍も繰り返す母は
私と食べた中華そばの話をしてくれるだろうか
どうせなら
何遍でも話してくれる方を願いたいものだ
忘れられるよりは・・・
中華料理店というよりは食堂といった方がお似合いの
民家の中に小さく佇む店だった
どちらかというとお店の売上は
来客よりも出前の方をメインとしているような
そんなお店だったが
母はちゃんと店の名前も場所も覚えていた
そこで母と二人、中華そばを頼んで食べた
母と二人で外食をするのは
人生40年生きててはじめてのことではないだろうか
母は中華そばを半分だけ食べ腹いっぱいだと言って
私に残ったチャーシューを食べるかと聞いてきた
父はいつもどうしているのだろうか
わたしも腹いっぱいだったのだけれど
それを1枚だけもらって食べて見せた
母の座る座布団の横には
財布もハンカチも入っていない空のバックが
それでも外見だけは気にしてか置いてあるだけ
辛いのは
母自身が
自分は決して財布を持ってはいけないと
自覚している事
同じ話を何遍も繰り返す母は
私と食べた中華そばの話をしてくれるだろうか
どうせなら
何遍でも話してくれる方を願いたいものだ
忘れられるよりは・・・
by hp-amg2
| 2009-08-20 16:35