2009年 04月 22日
お仕事の先輩の話 |
この美容師という仕事を始めて2・3年が経った頃だと思う
同じ店で働いていた先輩は
お母さんがガンで、もうそんなに長くはないということを
朝スタッフルームで店長に報告している所に
たまたま偶然私は居合わせてしまった
彼女は俯いて顔を覆い、本当ならばその感情に弾けんばかりの声を出して泣きたいところを
グッとこらえ声を押し殺して泣いているのが、あの肩を震わせる後姿で見て取れた
そして間もなく開店時間となりお客様が来店
先輩はどんな事情であれ仕事を余儀なくすることになる
わたしは今でもあの時のあの先輩の姿が忘れられない
お客様と接客している先輩はいつもと一緒だった
明るく笑いの耐えない接客
凄いと思った
プロだと思った
今、心は深く悲しみに沈んでいるはずなのに、表面の顔は笑顔でいる
もし、自分が同じ境遇だったらできるか?と自問自答してみた
いや、自問自答は無用
やはりプロならそうであるべき
見習うべきである
どんな状況であれ私情をお客様の前で見せてはいけない
あの時のあの先輩のいつもに増して高らかと響く笑い声が今でも忘れられない
あの笑い声にプロの意識を感じさせられ、学んだ一幕だった
同じ店で働いていた先輩は
お母さんがガンで、もうそんなに長くはないということを
朝スタッフルームで店長に報告している所に
たまたま偶然私は居合わせてしまった
彼女は俯いて顔を覆い、本当ならばその感情に弾けんばかりの声を出して泣きたいところを
グッとこらえ声を押し殺して泣いているのが、あの肩を震わせる後姿で見て取れた
そして間もなく開店時間となりお客様が来店
先輩はどんな事情であれ仕事を余儀なくすることになる
わたしは今でもあの時のあの先輩の姿が忘れられない
お客様と接客している先輩はいつもと一緒だった
明るく笑いの耐えない接客
凄いと思った
プロだと思った
今、心は深く悲しみに沈んでいるはずなのに、表面の顔は笑顔でいる
もし、自分が同じ境遇だったらできるか?と自問自答してみた
いや、自問自答は無用
やはりプロならそうであるべき
見習うべきである
どんな状況であれ私情をお客様の前で見せてはいけない
あの時のあの先輩のいつもに増して高らかと響く笑い声が今でも忘れられない
あの笑い声にプロの意識を感じさせられ、学んだ一幕だった
by hp-amg2
| 2009-04-22 12:17