いや~それにしても一昨日の津波警報には驚かされました
来店されたお客様に「ご実家は大丈夫?」と言われるまで
全然知らなかったもんですから
チリ地震による津波、しかも警報が出ていると聞かされたときには あーた
身の毛もよだつほどゾワ~~~っと鳥肌が立ちましたよ
何せ私の頭の中ではチリ地震イコール山よりも高い波・・・
も一度言います 山よりも高い波・・・が頭をよぎるのであります
皆様もご存知かと思いますが三陸海岸といえば
ずっと昔の話なのですが、何度か津波による災害を受けている場所でもあるのです
そのひとつにチリ地震による津波もあったのですが
幸いわたしは家族に(ばあちゃん)それを体験した人がおりましたので
子供の頃よく聞かされたものです
ばあちゃんの話に寄れば最初ザーっと潮が引いて
そして山よりも高い波が押し寄せてきた・・・そうだ
山より・・・と言われてもピンとこないでしょうが
いわゆるリアス式海岸といえば、いくつもの小さい湾ができているわけです
地図上で見ていただくとわかりますがギザギザとなっているでしょ
ですから私の住んでいる村の海岸にしても
海岸の真ん中に立って海を見渡すと必ず視界の両端に山というか岩というかが入ってきます
しかもあの辺の地形は浅瀬という所が少なく急激に深くなりますので
当然海から出ている岩というか山にしてもそりゃ、断崖絶壁に近いほどの角度で
高くそびえているわけでございますからしてね
ばあちゃんが言う山より高いとは、その視界に入る両端の山よりも
高いということになるわけで・・・
そうしますとね、良く映画で観るような津波が
私の頭の中で出来上がっちゃっているんですよ・・・ばあちゃんのおかげで・・・
ま、あのばあちゃんだから、話、大袈裟に言うところもあったけど・・・
だけどね、うちの村に石碑が立っています
その石碑が立っている場所まで津波が来たんだということらしいですが
え!こんな所まできたのか!と、とてもとても信じられないような場所にあるのです
それを考えますとね、ばあちゃんが言った山よりも高い波
まんざら嘘でも無いような気がするんです
ですからね
先日、チリ地震ときいて、わたしは身の毛がよだったわけでございます
実家の家族がまず心配で心配で
速攻で電話をしましたらお嫁さんが出て
なんとなんと父と弟は浜に降りて行ったきり帰ってこないと言うのです
アホか!
こちらの心配をよそに呑気なものですよ
いつもそう
地震の時だってそう
大雪の時だってそう、まる二日間も停電だった時
発電機を起こしてのんびりと過ごしておりました
でも、あの人たちは自然を良く知っていますから
あの人たちがのんびりなら大丈夫なのでしょう
自然とともに共存し、漁業という仕事にしても常に自然と向き合ってのことですから
自然の怖さを良く知っております
穏やかな時もありますがそうでない時はこてんぱにやられます
こてんぱにやられても尚、また立ち上がり自然と向き合います
だから慣れっこなのでしょう
多少の事にはあまり動じないところがあります・・・
今現時点で沖に養殖ワカメを育てているはずですが・・・
もし被害を受けたとしても多分あの人たちは
ま、なんとかなるべーと言って、また自然と向き合うはずです
てか、生きていくにはそうするしかないのですからね・・・
そして何やかんや言ってもこのわたし
心配はしていても、そのあとちゃっかりモッズのライブ行ってるんですけどね(汗)
ライブを終えてちょっくら店で一杯やっているとき
もう一度弟の携帯に電話しました
そしたらまた「浜にいる」とぬかしやがった・・・
いったい何してるんだと聞きましたら
津波のあと、いわしが沢山おかに上がっていて、それをとっている!と
ヤツは津波警報の時のそれよりも
やたら興奮気味だった・・・